【重要】気持ちを分かってもらえない？言葉にしないと何も伝わらない

人は、自分の気持ちを察してくれるだろうと期待し、言葉で伝えることを省略してしまうことがあります。

言葉足らずは、すれ違いや、相手に対しての不振な気持ちを引き起こす原因となります。

言葉で伝えなければ、あなたの気持ちは何も伝わりません。

察してくれるだろうと期待することで、相手との関係が深まらないことにもなりかねません。

気持ちは、必ず言葉に出して伝えるようにする。

これが人間関係を親密にし、良好に保つための基本です。

言葉の必要性

あなたと全く同じ考え方をする人は存在しません。

ですので、他人があなたの気持ちを察することはできないのです。

こう思っているのではないかと推測することはできるかもしれません。

しかし、それはただの憶測でしかないので、相手は誤った認識を持っているかもしれません。

例えば、恋人同士。

好きだなんて、わざわざ言わなくても付き合っているのだから好きだと分かるでしょう。

こんな風に思っていませんか？

特に男性がこのように考える傾向にあります。

このような相手への期待が、恋人間でのいざこざを引き起こす原因になります。

「好き」「愛している」なんて言葉を言うのが恥ずかしいという人もいるかもしれません。

ですが、パートナーからすれば、言葉で伝えてもらえないことで、本当に自分のことを好きなのだろうかと不安に感じることもあるでしょう。

言葉で気持ちを伝えるだけで、相手に安心感を与えることができます。

また、友達や家族、会社での人間関係であれば、言葉にして気持ちを伝えることで得られるメリットは大きいです。

自分の気持ちを伝えれば、相手が自分に合わせるように行動を改善してくれる可能性があるからです。

この人なら、言わなくても分かってくれているだろうと思ったら大間違いです。

長い付き合いだから、言葉なんて使わなくてもお互い理解できているはず。

このように思う人もいるかもしれません。

長い間一緒に過ごしているからと言っても、やはり他人同士なのです。

家族ですら、自分以外は他の人なんです。

相手の気持ちを察するより、やはり言葉を使って確実にコミュニケーションをとることの方が、行き違いなくお互いの考えを知ることができるでしょう。

「以心伝心」は、とても有名な四字熟語ですね。

『文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと』

という意味の言葉です。

言葉にしなくても、お互いの気持ちを察している状態ですね。

この言葉、もともとは仏教用語だったと知っていましたか？

言葉や文字で表されない仏法の神髄を、師から弟子の心に伝えることを意味したそうです。

こちらに分かりやすく記載されていたので載せておきます。

つまり、言葉で言い表すことができないような気持ちが、心が通うことで伝わるという状況の言葉として使われていたのです。

それが今日では、言葉で言い表せることに関しても以心伝心を期待してしまっている風潮があります。

人は、自分の気持ちを察してくれるだろうと期待し、言葉で伝えないという選択をすることがあります。

すれ違いが起こったり、相手に対して不振な気持ちを抱いたりする原因は、この言葉足らずなのです。

言葉で伝えなければ、あなたの気持ちは何も伝わりません。

一見、分かってもらえているように感じるかもしれませんが、それは違います。

しっかり言葉にして気持ちを伝えた方が、あなたの為になります。

察してくれるだろうと期待することで、相手との関係をこじらせる要因にもなりかねません。

気持ちは、必ず言葉に出して伝えるようにする。

これが人間関係を親密にし、良好に保つための基本です。