テクニック/簡単に相手を誘導する方法~恋愛の心理~
テクニックというと難しいイメージがあるかも知れません。しかし、相手を誘導することができれば、圧倒的に自分の思い描いている未来に近づけることができます。
この記事では、とてもシンプルな「返報性(へんぽうせい)の法則」をご紹介します。
結論
好意を抱いている相手には、その相手が興味を持っている情報や物をプレゼントしよう。その後、何かをお願いすれば相手がOKと言ってくれる可能性が高くなります。
少しでもお食事やデートの誘いが上手くいくよう、戦略的にアプローチしましょう!
人はお返しをしないと不快に思う!?/ テクニック
人は相手に何かを与えられると、お返しをしたくなるという心理があります。これを「返報性の法則」と言います。
例えば、スーパーの食品売り場で試食をした時「買わないと失礼かな」と思ってしまいませんか?この心理がまさに「返報性の法則」ですね。
原則的に、人は自分ひとりが得をし過ぎると居心地が悪くなるのです。スーパーの試食や、セールスの販促品などは、この心理を利用しています。
ここがポイント!
人は自分だけが得をすることに負い目を感じる。
「返報性の法則」を恋愛の テクニック として活用しよう
「返報性の法則」は、とてもシンプルなので、さまざまな場面で活用することができます。もちろん、恋愛にも応用可能です。
好意を抱いている相手が自分に関心を持っていない。そんな時は、相手が興味を持っている話題に関する新情報を教えてあげると良いですね。この法則では、物だけでなく情報をあげることでも同様の効果が得られます。
良い情報をもらったから、何か情報を仕入れたら私も教えてあげようという心理がはたらきます。また、良い情報をくれたあなたから何か頼まれごとをされたら、できるだけ応えようという気持ちになるはずです。
好意を抱いている相手が困っていたら、積極的に手助けをしてあげましょう。本当に簡単なことでも良いんです。例えば、ドアを開けてあげる、ペンを貸してあげる、SNSで「いいね」をするなどでもOKです。
ここがポイント!
情報をあげたり、手助けをすることで、お返しにあなたの頼みに応えようと相手に思わせよう。
返報性の種類
返報性には、いくつかの種類があります。内容を知っておくことで、コミュニケーションに活かしましょう。
好意の返報性
これまでの内容は、好意の返報性に含まれます。好意には好意を返したくなるという心理です。これは恋愛だけではなく日常生活でも同じ心理がはたらきます。
親切にされると親切にしたくなる、褒めてもらえると褒めたくなる、笑顔であいさつされると笑顔で返事をしたくなる、などの心理も好意の返報性です。
好意を持ってほしい相手がいるなら、まずは相手を喜ばれることから始めましょう。そうすることで、自分に好意が返ってくる可能性が高まりますよ。
敵意の返報性
「歯には歯を」「目には目を」と言いますよね。まさにこれと同じで、「敵意」には「敵意」をという心理です。人には向けられた態度をそのままを返したくなるという心理があります。好意の返報性とは真逆ですね。
例えば、SNSの炎上は、このパターンが多いです。悪口を言われると、より強く言い返したくなるのが人間です。横暴な態度の人に、優しくしたいと思う人はいないですよね。
自分が心地よく過ごすためにも、周りの人にはマイナスな態度をとらないことが大切です。店員さんへの態度はその人の人間性があからさまに見える部分です。店員さんが直接的に言い返してくることは無いと思いますが、廻りまわって敵意は自分に跳ね返ってくるものです。他人であっても、マイナスな態度はとらないよう心がけたいですね。
譲歩の返報性
例えば、お店のレジで同時に並ぼうとした人に「どうぞ」と譲られたら、「いえ、お先にどうぞ」と言いたくなりますよね。これが、譲歩の返報性の心理です。
電車でイスを「どうぞ」と譲ったら、「いえいえ、大丈夫です」と言われたことはありませんか?これも、相手に譲歩の返報性の心理がはたらいているのです。
譲歩の返報性は「ドア・イン・ザ・フェイス」という心理テクニックにも応用されています。
自己開示の返報性
親密になりたい相手には、まず自分の心をオープンにすることで、相手も心を開きやすくなるという心理です。
初対面の人と、すぐに仲良くなれる人っていますよね。そういう人は、自然と自己開示ができています。なので、相手も心を開きやすく、初対面でもすぐに信頼を得ることできるんです。
例えば「今日は暑いですね」という何気ない会話でも、「そうですね、私は沖縄出身なので暑いのは慣れているんですが、今日は特別に暑いですね」などと、自分の情報を開示することができます。
このようにプライベートな部分を会話に盛り込むことで、相手の警戒心は緩くなりますので、ぜひ試してみて下さい。
「返報性(へんぽうせい)の法則」のここに気をつけて
この法則では、見返りを求めないことが大切です。自分がやったことに対して、相手が恩返しをしたいという気持ちが自然に起こるのを待ちましょう。必ずしも相手がお返しをしたいと感じるとは限りません。
また、「してもらう」ことに慣れている人にはこの法則は当てはまらないでしょう。普段から、やってもらうことが当たり前なので、やってもらったことに対して自分から何かを返そうという心理にはなりません。
ここがポイント!
自分がやったことへの見返りは期待しない
まとめ
好意を抱いている相手には、その相手が興味を持っている情報や物をプレゼントしよう。その後、何かをお願いすれば相手がOKと言ってくれる可能性が高くなります。
単純ですが、人は何かをもらうと、それをくれた人に少なからず好感を持ちます。その相手の頼みごとであれば、断りづらくなるのが人間の心理です。これは恋愛にとても活用しやすいですね。
また、人間関係を良くするためには好意の返報性が最適です。笑顔で接するだけでもかなりの効果があります。ぜひ試してみてはいかがですか。
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