無意識に「余計な一言」を言ってしまう/後悔しない簡単な方法があります
「余計な一言」を言ってしまい後悔した。
「余計な一言」を言われてイラっとした。
誰もがこういった経験をしたことがあると思います。
その場では、無意識で言った言葉が、後から考えたら「余計な一言」だったと気付くことはよくありますよね。
一方、「余計な一言」を言われた場合でも、相手は無意識でそのような発言をしているはずです。
わざと余計だと思う一言を言う人ってなかなかいないと思いますよ。
この記事では、「余計な一言」に対する簡単な対処法をお伝えします。
結論はこちらです。
無意識で「余計な一言」を言ってしまい、気まずい空気を感じた瞬間にこう言いましょう。
「すみません、余計なことを言ってしまいましたよね。」
そして、「余計な一言」を言われてイラっとした時は、笑顔でこのように返答しましょう。
「う~ん、今のは余計な一言ですよ~。」
どうして「余計な一言」を言ってしまうのか
「余計な一言」を言わないように、『自分が言われて嫌だと思うことは発言しないように気を付ける』とよく言いますが、これだと補いきれない部分があると思いませんか?
あなたが女性なら、女性が言われてイヤだと思うことはなんとなく分かるかもしれません。
でも、男性が言われて不快に感じることを想像できますか?
逆もしかりです。
もっと言ってしまえば、女性だから女性の気持ちが分かるというのも正解ではありません。
だって、自分と他人は全く別の人間なのですから。
相手の生い立ち、育ってきた環境がその人の思考を成り立たせているわけで、その背景を考慮し、発言を自粛したり調整することって結構難しいと思うんです。
「余計な一言」を言う人って嫌われる傾向にありますが、それは空気が読めない、人の気持ちが分からないと思われるからです。
でも、自分が「余計な一言」を言ってしまったと気付ける人は、決して自分勝手な人間ではないはずです。
むしろ、人の気持ちを考えようとして、嫌な思いをさせてしまったかなと気にすることができる協調性のある人ですよね。
余計な一言への対処方法
ですが、少しでも人間関係を壊さないために、なるべく「余計な一言」は言わないでおきたいところ。
そして、楽しい気分を台無しにされるような「余計な一言」は言われたくありませんよね。
余計な一言を言ってしまった時
無意識に余計な一言を言ってしまい、「なんか空気が悪いな…」と感じたら、素直に聞いてみれば良いだけです。
「すみません、余計なことを言ってしまいましたよね。」
これだけです。
あれ、なんかマズいこと言ったかなと気まずい雰囲気になってる時間がムダです。
そして、言ってしまってすぐにマズかったかなと感じたら、即座に声をかけましょう。
間を開けないことが最も大切です。
こんなパターンもあります
何か会話をしなければと思い、一生懸命考えて話しかけた結果。
出身はどちらですか?
○○県の〇〇市です。
(聞いたことない地名だな)・・・。
・・・。
何か会話のきっかけにを作ろうと思ったのに、うまくコメントできず沈黙。
こんな空気になるなら聞かなければ良かったと思うような「余計な一言」になってしまった。
初対面の人との会話で、こういう展開になることってありますよね。
「知らない…」と思っても、すぐに機転の利いた返事が出来れば良いんですけど。
例えば、「そうなんですね、私のあまり知らない地域です。どんな所なんですか?」など。
余計な一言を言われてしまった時
余計な一言を言われた時は、「う~ん、今のは余計な一言ですよ~。」と笑って言ってしまえば良いんです。
相手も無意識に発言しているので、言ってくれないと気が付きません。
あなたに良かれと思って言っている場合もあるので、ニコニコしながら伝えてみましょう。
いくつか例を出してみます。
<例> 「それは聞かないでほしいですよ~」 「それは聞いちゃダメでしょ」 「それ言われても嬉しくないですよ~」 「今の一言、なんか傷ついたなぁ」
ここでは、ニコニコしながら伝えるという事が重要です!
【例】異性との出会いでの余計な一言
実は相手の気分を損ねている一言を紹介します。
ついつい言ってしまいそうなので、知っておけば気を付けることができますね。
例1
以前この店に来たときは~だったんだよ。
明らかに女性と来るようなお店で、男性にこの一言を言われたら嫌ですよね。
男性は単純にこうだったんだよと言いたかっただけかもしれませんが、他の女と来た時の話?と勘ぐってしまいます。
例2
どのくらいの人と会いましたか?
マッチングアプリで出会った人につい言ってしまいそうな一言。
気になる気持ちは分かりますが、相手からしたら聞かれたくない事かもしれません。
例3
どうして前の恋人と別れたんですか?
すでに会話相手と親密な関係なのであれば、こういう質問もアリかもしれません。
でも、出会って間もない人に聞く話ではないです。
気になったとしても、我慢しておきましょう。
いずれ知れる時が来るはずです。
まとめ
「余計な一言」は、言ってみないと余計だったかどうか分からないです。
だって、相手の反応がイマイチだったことで、その発言が「余計な一言」になってしまうんですから。
無意識につい言ってしまったときは、即座に謝る。
言われてしまったときは、嬉しくなかったことを笑顔で伝える。
これだけです。
「余計な一言」を気にして、思ったことを言えなくなったり、萎縮してしまってはコミュニケーションが台無しです。
発言する前にあれこれ考えていては楽しい会話も、そうでなくなってしまいますもんね。
明らかに相手が不快に思うような一言さえ避けるようにしていれば、悩む必要はないです。
相手にどう思われるか考えすぎていると、狭い世界の住人になってしまいます。
もっと自分らしく振舞って、間違えたら謝罪する、それだけです。
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