結婚に踏み切れない女性の心理とは？～シンデレラ・コンプレックス～

あなたの周りにいませんか？経済的にも精神的にも自立できる才能があるのに、そろそろ結婚しなければいけないと婚活をしている、だけどいざ良い出会いがあっても結婚に躊躇してしまう女性。

このような女性は、シンデレラ・コンプレックスを抱えている可能性が高いと考えられます。

シンデレラ・コンプレックスとは？
「他人に面倒を見てもらいたい」という人間の潜在的願望と、自立して自由を謳歌したいという気持ちの板ばさみになっている状態を、シンデレラ・コンプレックスと言います。

シンデレラ・コンプレックスは、アメリカの作家、コレット・ダウリングにより提唱された考え方で、比較的学歴の高い女性に見られることが多いと言われています。

結論
どんなに小さなことでも良いので、自分で決断する癖をつけて「シンデレラ・コンプレックス」を克服しよう。

コンプレックスという名前だけあって、こればその人が抱える劣等感です。この劣等感を克服するだけで、結婚への近道となるでしょう。

シンデレラ・コンプレックスが生まれる背景

シンデレラ・コンプレックスが生まれる背景には、父と娘、母と娘という親子関係と、父と母の夫婦関係という２つの関係に問題があると考えれています。

このような環境で育った娘は、母親に依存することができなくなります。また、父親からの理想の押し付けを叶えることでしか評価されず、親に依存したいという通常子供が抱く欲求を満たすことができなくなってしまいます。

そして、いざ自立しようとすると父親が娘の自立をはばみ、母親は傍観するしかできないという状態に陥ることが多いのです。

こうして娘は、成長過程での依存欲求を満たすことができず、自立もままならない状態で社会に出て行くことになります。

しかし、このように育てられた女性は、これまで父親の理想を叶えるために生きてきているので、自分で自分のことを決断して行動する経験が圧倒的に不足しています。

常に誰かに守られていて、自分で何かを決める必要のない環境にあったため、大人になっても周囲に依存する傾向が高くなります。

シンデレラ・コンプレックスはモラトリアム症候群の一種と言われています。モラトリアム症候群とは、社会的に大人になることが求められるようになっても、それにどう対応したら良いのか分からない状態でいることを差します。

結婚したいと思っても、相手への依存や理想が高すぎることが原因でうまくいきません。また、自分はひとりで自立できるのではないかという気持ちなどとも板ばさみになってしまいがちです。

このタイプの女性は、自分がシンデレラ・コンプレックスに陥っているという自覚が無いので、何度も同じことを繰り返してしまうのです。

次の項目でいくつ当てはまるか、数えてみましょう。当てはまる数が多い人ほど、シンデレラコンプレックスである可能性が高いです。

先のチェックでシンデレラ・コンプレックスの可能性が高いなと感じた方や、彼女にこのような節があるなと思われる方は、ちょっとした意識の持ち方でコンプレックスを克服し、とても生きやすくなるでしょう。

どんなに小さなことでも良いので、自分で決める癖をつけよう

例えば、友達とランチに行くことになり、お店を決める際、いつも決断を友達にゆだねていませんか？そこを自分で決められるようになりましょう。いざお店に入ってみたら「失敗したなぁ」と思うかもしれません。それで良いんです。

お店に入って注文するとき、コレとコレどっちがいいかなぁと友達に意見を聞いたりしていませんか？失敗しても良いので、直感で選びましょう。

あなたの彼女が、もしシンデレラ・コンプレックスの可能性があるなら、小さなことでも良いので彼女に何かを選んでもらうように意識しましょう。

どんなに小さなことでも良いので、自分で選ぶことに慣れましょう。人生は選択の連続です。私たちは何かを選択して毎日生きているんです。毎日の選択を自分で決められるようになったら、あなたは変わります。そして、自信が持てるようになりますし、なにより失敗を恐れなくなります。

色々な事に自信をもって決断できるようになったら、結婚に関しても自ずと本心で決めることができるようになります。自分で選択して人生を歩んでいけるようになりましょう。